「スマホ脳」ハンセン先生から学ぶ、脳をレベルアップさせる方法。

こんにちは、ホピです。

今回は、「最強脳」について解説していきます。

人間の脳は、運動することによってレベルアップすることが分かっています。

本書は、その方法や知識を教えてくれる一冊です。

今日は、本書の内容からいくつか紹介していきます。

脳の構造

皆さんは、私たちの脳がどのような仕組みをしているか、知っていますか?

脳の仕組みについて、アメリカの脳科学者が人の脳をコーンに入った3玉のアイスクリームに例えています。

コーンの1番底に入っているアイスは「は虫類の脳」です。

は虫類脳

これは脳の中で最も古い部分で、主に「生き延びること」を考えてくれます。

ここには、危険に対して警報を鳴らしてくれる「扁桃体」という器官があり、危険に直面した時に身体を「戦うか逃げるか」の態勢にしてくれます。

真ん中のアイスクリームの部分は「ネズミ脳」です。

これは、記憶や感情といった、「は虫類脳」より少し高度な機能を担っています。

ネズミ脳

危険が起きてから反応するのではなく、危険を予測し、避けようとしてくれます。

アイスクリームの1番上は「サル脳」です。

サル脳

この脳の部分が物事を考えたり、他人と協力したり楽しく過ごしたりするために重要な役割をしてくれています。

「は虫類脳」、「ネズミ脳」=扁桃体

扁桃体

危険を感じた時に、警報を鳴らしてくれる器官。激しく警報が鳴ると人は、パニック状態になります。


この扁桃体という気管は、危険と誤解して反応してしまうことがあります。

例えば、大事な発表があり、皆の前で発表する機会があるとします。

このような時は、緊張するし心臓がドキドキする事だってありますよね。これが、扁桃体が危険だと誤解している状態です。

せっかく準備してきた、大事な発表で扁桃体が反応してパニック状態になってしまったら、最悪ですよね。

このように、人がパニックになりそうな時、ブレーキになってくれるのが「前頭葉」という気管です。

この器官があるおかげで、パニックになりそうな時、冷静に分析して心を落ち着かせる事ができます。


そして実は、「前頭葉」と「前頭葉皮質」は運動によって強化することができます。


つまり、運動する事で扁桃体の働きを上手くコントロール出来るようになるのです。

いつも幸せになれる

誰しも生活をしていて、幸せを感じる時はありますよね。

幸せを感じてるとき、脳内で何が起きているか分かれば、意図的に自分を「少し幸せな状態」にすることができると思いませんか?

ここで重要なのは、脳内に存在する「ご褒美システム」です。

ドーパミン

ご褒美システム=ドーパミンになります。

ドーパミンがどのような時に出るかと言いますと、「自分にとって良いこと」をした時です。

例えば、美味しい物を食べたり、友達と会ったりすると、ドーパミンの量が増えて幸せな気分になります。

そして、体に良くないものだけど、簡単に脳がご褒美をくれるものがあります。

SNSやドラッグ、タバコにギャンブルです。


では、身体に良いドーパミンの出し方が何かと言いますと。

それは運動です。

運動する事によって、ドーパミンとエンドルフィンが出ます。

エンドルフィン

幸せを感じさせてくれる物質。痛み止めの作用もある。

運動は継続するほど、脳や体への効果が大きくなります。

そして、運動を続けていくうちに、運動をしていない時にも幸せな気分で過ごすことができるようになるんです。

つまり、運動を習慣にする事で人は幸せになれるという事です。

フロー状態に入る

フロー状態とは、集中力が最高に高まり、今自分がやっていること以外何も考えない状態です。スポーツの世界では「ゾーンに入る」という言い方もされます。

フロー状態に入れるのは、たいていは自分が好きなことをやっている時ですが、ちょっとしたフローなら実はいつでも体験することが出来るんです。

ここで、重要になってくるのは集中力です。

集中力を上げる事により、人はフロー状態に入りやすくなります。

どうやって集中力を上げるかといいますと。

すばり、運動です。

なぜ、運動で集中力が上がるの?

それは、ここでもドーパミンが関係してるんです。

ドーパミンが正しく分泌されていると、今はいらない情報(背後から聞こえてくる、うるさい音など)を取り除いて、注意を正しいほうに向けてくれるんです。

つまり、「運動」をすることによりドーパミンが正常に分泌され、その結果「集中力」が向上し、フロー状態に入りやすくなるということです。

どれくらいの運動をしたら効果あるんですか?

集中力を上げるために必死で走る必要はないです。

研究によると、長めの散歩をするだけでも集中力が上がることが分かっています。

運動を楽しもう

「今よりも」身体を動かせば何でも脳のためになる。

例えば、エレベーターやエスカレーターに乗る代わりに階段を使ったりする。いつもは自転車を使っているところを歩くようにしてみる。

このように、少しずつ身体を動かす頻度を増やしていきましょう。

運動は楽しくなければ意味がないです。

走るのがつまらないなら、水泳や自転車など、自分が少しでも好きだと思える運動であれば何でも構いません。

運動レベル

運動の強度を高めて高めていく際のポイントがあります。

「ミニマムレベル」「ミドルレベル」「マックスレベル」という3段階のレベルに分けて少しずつ取り組んでいくといいです。

ミニマムレベル

生活の中に運動を取り入れる。通勤や退勤の際に一駅前で降りて歩くなど。

ミドルレベル

ミニマムレベルでやっていることに加えて、週に2、3回、30分以上の運動を心がける。

マックスレベル

インターバルトレーニングを取り入れる。「苦しい」と思い始めてからもう一歩踏み込むようにする。

最後に


大切なポイント
  • 脳の成長は止まることがない。脳はいつでも変えられるし、成長させられる。
  • 脳を助ける1番良い方法は運動。
  • 脳はどんな運動をしているかは関係なく、とにかく運動をすることが大切。

運動は楽しむ事が1番。

辛くない範囲で、自分のレベルに合わせて身体を動かして下さい。

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