【要約】全世界2800万人に読み継がれているビジネス書の名著

人が変わろうとしないのは、変わるのが怖いから。

日々生活をしていたら、誰しも当たり前のように変化は起きますよね。

辛い変化もあれば、嬉しい変化もあると思います。

今回は、「チーズはどこに消えた?」を参考にして、変化することの大切さを紹介していきます。この著書のテーマは「変化」で、変化を受け入れ、行動を起こすことの大切さをシンプルに教えてくれます。

著者の紹介

スペンサー・ジョンソン氏は、アメリカビジネス界のカリスマ的存在であり、心理学者、医学博士、そして作家でもあります。

物語の設定

チーズは人生で求めるものだと思って下さい。例えば仕事、家族、財産、健康、精神的な安定などです。

迷路は会社、学校、地域社会、家庭だと思って下さい。

主人公

「2匹のネズミ」と「2人の小人」です。ネズミは人間の単純さをあらわし、小人は複雑さをあらわしています。

チーズが消えた

ここからは物語にそって、変化することの大切さを紹介していきます。

彼らは、自分たちの特別なチーズをみつけようと、迷路を探しまわります。


ある日チーズ・ステーションCで大量のチーズを発見。小人たちは、チーズ・ステーションCの近くに引越して毎日、チーズをお腹いっぱい食べます。

彼らは慢心してしまい、チーズがある事が当然になり、毎日同じところでお腹いっぱい食べてしまいます。なんとなく、その後どうなるかは想像できますね。

ある日チーズは無くなってしまうんです。上記にも書きましたが、小人たちにとってのチーズは食べ物以上の意味があります。(健康や精神的な安定など)


小人たちにとっては青天の霹靂です。「こんなことがあっていいわけがない、チーズがどこに消えた?」と大騒ぎ。小人たちは、変化を受け入れられず落ち込んでしまいます。

チーズが大事であるほどそれにしがみつきたがる。

小人たちは、繰り返し事態を分析します。しかし分析したところで事態はよくなりません。状況は悪くなるばかりです。

小人のヘムはこう言います。「我々には権利がある」「この事態は我々のせいじゃないからだ。誰か他の者のせいなんだから、我々はこうなった事で何かもらうべきだ」

変わらなければ破滅することになる

第三者として物語を読んでると、小人たちは「どうしようもないな」「分析したって良くなるわけないよ」と思いますよね。

ですが、このチーズを恋愛や仕事など自分の大事にしてる事だと思ってください。

例えば、大切なパートナーと突然、別れることになる。大企業に就職して、将来は安心なはずなのに働けない状況になってしまう。

このように、当たり前だと思っていたことが突然なくなると、誰しも辛く感じ、立ち直るのに時間がかかると思います。

もちろん、こんな状況が続いてしまったら、自分自身がダメになってしまいますよね。

ダメにならないようにする為には、できるだけ早く変化を受け入れ、自分自身も変わっていく柔軟性が大切になってきます。

新しいチーズを探して出発

小人のホーは「いい加減見切りをつけて新しいチーズを探しに行こう」と提案します。

しかし、ヘムは「ここがいいんだ。居心地がいい。ここのことなら、よくわかっている。ほかのところは危険だ」「もしチーズがなかったらどうするんだ?」と彼の説得を聞きません。


仕方なくホーは、1人でチーズステーションCを出発します。

もし恐怖がなかったら何をするだろう?

いままで行った事のない地域は、恐ろしく。前進するのも困難でした。途中何度も挫けそうになりながらも、彼は進んでいきます。

皆さんは、怖いし不安だからやりたい事で諦めてることはありませんか?

やりたい仕事はあるけど、いざ転職して上手く行かなかったら嫌だから、今のままでいよう。

このように、不安を理由にやりたいことをあきらめる事はありますよね。私も不安や怖さを理由にあきらめることはあります。

ですが、自分が望むものを手に入れるためには、ホーがチーズステーションCを出発したように、望まない状況になる可能性はありますが、変化して挑戦していくしかないのかもしれません。

新しい方向に進む

ホーは暗い小路を見て、恐怖を感じました。「この先に、何があるのだろう」、「危険があるのではないか?」恐ろしい事ばかりが頭に浮かびます。

しかし、ホーは思いました。恐怖のせいで悪いほうばかり考えるのだと。

そこで、恐怖がなければする事をしてみます。暗い小路に進んで行ったのです。

いざ進んでいくと、不思議ともう恐怖はありません。むしろワクワクした気持ちになっています。ホーは、恐怖に捕らわれていたことに気づき。新しい方向に踏み出したことで、恐怖から解放されたのです。

恐怖を乗り越えれば

ホーように、何か上手くいく確証がないことをする時は、ネガティブなことばかり考えることがありますよね。

しかし、実際に行動に移すと、もうネガティブなことを考えずに、ただ目の前のことに一生懸命になったり楽しんだりして、ネガティブな感情が消えてしまう経験があると思います。

つまり変化が怖いのは変化する前です。恐怖を乗り越えれば、変化を楽しむこともできるんです。

まとめ

  • 変化してダメだったら、もう一度変化する。
  • 変化とは、何かを失うことでは無く、何かを新しいことを得るチャンス。
  • 今の現状が永遠に続く事は無い。やがて失われてしまう。
  • 変化することで、より多くの喜びを手にいれることができる。

いきなり大きな変化を自分から起こすのは、誰しも大変だと思います。まずは小さな変化から起こしていくのはどうでしょうか?

例えば読書をする。日記を書く。タバコをやめるなど、自分が良いことだと思う小さな変化を起こしてみるのをオススメします。

小さな事の積み重ねがやがって大きな変化につながると思います。

この機会に、「自分にとってのチーズ」とは何かを考え、意識しながら小さな変化をおこしてみるのも、楽しいかもしれません。

読んでいただき、ありがとうございました。

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